医療モールの最大の売りである
「経済性の六箇条」
1)賃料
2)初期費用
3)契約種別・年数
4)更新
5)空家賃
6)ビルグレード
4)更新
契約種別で出てきた定借
(定期建物賃貸借契約)ですが、
契約期間を満了すると、基本的には
契約が終了となります。
つまり、10年間の契約期間であれば、
10年後には退去しなければいけません。
※物件によって、または契約前の交渉によって、
再契約できるケースもあります。
せっかくがんばって軌道に乗せたのに、
10年で移転を強いられるのは好ましくありません。
医療モールであれば、普通借でも10年以上の
長期契約だったり、定借20年以上という
ケースが多々あります。
これはモール企画元である調剤薬局が、
クリニックとの共存共栄を目指す、
一蓮托生の存在だからです。
良い先生と長くタッグを組みたい、
そんな想いが医療モールの根底にはあります。
5)空家賃
空家賃。からやちん。kara-yachin。
契約日から入居日までに発生する家賃のこと。
開業の場合は、内装工事着工までの
賃料とお考えください。
実はよくある落とし穴なのですが、
医療モール以外の物件では、
ほとんどの場合、数ヶ月分の無駄な家賃を
支払う必要があります。
既存建物の場合、
前テナントの退去が決定してから
貸主は次テナントの募集を始めます。
物件情報として開業希望医師に届くのは
すごく早くて6ヶ月弱前、
だいたいが3ヶ月前~即入居可という形です。
そこから現勤務先の退職をして、
事業計画を作って借入先を探し、
賃貸借契約、設計・施工、認可…などと
していると開業までの時間が
半年から1年など掛かるのが普通です。
その間ずっとフリーレントがつけば
良いのですが、残念ながら
そんなに優しい世の中ではありません。
数ヶ月分の空家賃、もったいないですよね。
医療モールでの募集は、1~2年後に竣工する
建物での計画物件が多いです。
これが実は勤務医との相性が非常に良く、
ぜひご検討いただきたいという理由のひとつです。
計画物件であれば空家賃が発生せず、
引き渡し後すぐに着工できたりします。
これで百万円単位の節約が可能です。
6)ビルグレード
医療モール以外で、グレードの高い
計画物件の情報を入手できる
個人の医師はほぼいらっしゃいません。
大きめの新築ビルに単独テナントとして
入居する医療機関は、法人の分院だったり
その物件の地権者だったりです。
個人の医師が、なんちゃらヒルズだとか、
ほにゃららタワーで開院していたら、
それはもうほとんどが医療モールです。
不動産の世界では「ビルグレード」といい、
オフィスや商業などのビルをランク付けします。
SグレードやAグレードに、個人商店の
八百屋や食堂が入居できないように、
個人開業医師も入居することはほぼできません。
しかし、ハイグレードビルにいきなり
入居できるのが医療モールの利点のひとつです。
どんな業態でも、良いビルに入れば、
イメージ戦略上で大きなプラスの効果があります。
「こんな立派なビルに入っているんだ」
聞いたことのない会社名でも、丸の内の
新しい高層ビルにオフィスを構えていれば
信頼度がだいぶ増すことでしょう。
クリニックも例外ではありません。
患者などの顧客に対し、一気に信頼性を得る
ことができるのが入居する建物の立派さです。
自身や医院のブランディングの一環として、
新しくできるハイグレードビルの
医療モールに入居するというのは、
ある意味広告宣伝費の節約と同等の意味があります。
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